・・・限りない可能性を秘め夢みる十代。


それは、はかなく、もろいものでもあります。


多くの人々の十代の思い出は、楽しくもあり、痛いものでもあろう。


1975年7月14日。


近所の団地にて大空に投身した、享年12歳9か月の岡真史君にとっての十代の思い出は、どんなものであったのか。


彼の死後、残されたものは、一冊の詩篇がつづられたノートと、深い悲しみ、そして両親の一人息子の自死に対する「なぜ!」という疑問でした。


今なら、まだ間に合う。


茎をつかんで引っ張ると、少し抵抗があった後、ズボッと抜ける。


これが意外に快感だ。


ズボッ。


ズボッ。


茎の高い所に、ちょっと茶色になった泡のかたまりを見つけた。


カマキリの卵だ。


最初の年には5個見つけたが、今年はこれ1個らしい。


こいつを死なすわけにはいかない。


卵のついた茎は、畑の隅の立木に立てかけておいた。


春を待つ命は、静かに眠っています。



北アメリカ原産のこの雑草が、短期間のうちに日本中に広がったわけはすぐわかった。


秋に美しい黄色い花を咲かせ、細かい種が風に乗って四方に飛び散らさせます。


加えて、地下茎を発達させ、そこからも新しい芽を吹く。


地上の茎が枯れた後、タンポポと同じように葉を地べたに広げて越冬する。


この状態をロゼットといいます。


翌年出た芽は、前年より太く、高い茎になります。


今年は、花が咲く前に抜ききれなかった。


しかし、茎が枯れてしまっては万事休す。


両手にあふれるくらい摘み取った。


たけのこハクサイも、まだ1株だけだが、今までだらりと四方に葉を広げていたのが、真ん中に葉が集まって形を作り始めました。


ここまでくれば、あとはぐんぐん大きくなるはずだ。


気楽に始めた菜園だけれど、結果がよければ、やはりうれしい。


今までうまくいかなかった野菜なら、なおうれしい。


そんな気分で、西側の荒れ地のセイタカアワダチソウを、全部引き抜くことにした。


隣の荒れ地は200平方溜はありました。


4年前は、足を踏み入れられないほどセイタカアワダチソウがうっそうとしていました。


それを1本ずつ引き抜いてきたが、南の端にまだ1群が残っています。


去年の11月。


ついに4年目にしてホウレンソウが育ち始めました。


ウキウキ。


ワクワク。


なんていったらいいんでしょう。


とにかく、こんなうれしいことはない。


そっくり芽生えたホウレンソウが、間引きできるくらいに生長しています。


ちょっと、種が多すぎたくらいだ。


5、6センチに伸びた大きめの葉を摘んで集めた。


間引きは本来、小さい方を摘み取るのだが、今回はまず、自前のホウレンソウをたっぷりと味わいたい。

「食べたくないんだから、しょうがないじゃない」と、発言を続ける寮母さんは、どちらかというと、大胆というか、細かいことは気にしないタイプで、先の、ちょっと真面目な看護婦さんなんかと組めば、いいチームワークが組めるだろうな、と思う。

真面目で細かいばかりでもよくないし、大胆ばかりでも困る。

何事でもそうだが、特に介護の仕事は、両方が補い合ってうまくいく。

「そういえばそうね。私たちだって、食べたくないことあるもの」

「そうそう」

「カロリー的には大丈夫かしらね。そういや、特にやせてるわけでもないし、何もしないんだもんね」と、真面目な看護婦さんにも余裕が出てきた。

「食べないと職員が来て、"どうしたの、食べないの"とか言うのよね」

「そうそう、それも入れ替り立ち替り、やって来る人がみんな言うのよ」

「ありゃ、老人はかなわんな」

「うん」と、一同苦笑気味の笑いとなる。

看護婦さんの勤めている特養の職員も、よく工夫していて、本人がよほど嫌がらない限りは、グループ活動に出てもらったり、好物を買ってきたりしているらしいのだが、それでも食べないときは、頑として食べないという。

「困ったねえ。とにかく、いろいろやってみるより他にないよね」

なんていう、いつもの如くの結論になりかけたころ、ある寮母さんがこう言うのです。

「食べなきゃ食べなくてもいいんじゃないんですか」と。

一瞬、私たちは顔を見合わせ、そして思わず笑った。

そういえばそうではないか。

私たちは、みんな真面目な職員だから(?)、どうやって食べてもらおうかという方法論ばかりに熱中していて、"ご飯は三度三度ちゃんと食べるもの"という前提は疑わずにいたのです。

その結果、方法論はどんどん姑息ともいうような話になって、例えば、スプーンでどうやって口を開かせるかなんていう、狭い領域にどんどん入りこんでいってしまうのです。

そこに、この寮母さんの発言があったものだから、みんな、ハッとするとともに、救われたような気になったのだ。

老人ホームの職員さんたちのグループで、互いに困っていることを出し合って、話をしていたときのことです。

真面目な看護婦さんから、こんな相談があった。

「79歳の呆けのあるお婆さんなんですがね。

自分から動くことはほとんどなくて、特に麻痺があるわけでもないのに、歩けなくなってしまった人なんです。

食事だけはしてたんですがね、最近、そう、2日か3日に1回くらい、どうしてもご飯を食べてくれないんですよ。

食事介助しても、口をつぐんでしまってね、どうしても駄目なの。

なにかいい手はないですかねえ」

さあ、これに対していろんな意見が出てきた。

さすがは、現場の人たちの集まりです。

「運動が足りないんじゃないの。昼間、体を動かすプログラムに誘ったら?」

「好きな物は何かね。特別扱いはしない、なんて言わないで、買ってきて食べさせたら?ご飯が食べられないという特別の状態に、特別のケアをするのは当たり前よね」

などなど......。

マントルは消耗品だから、いつも予備を2~3枚は用意しておかなくてはいけない。


マントルがないと、ランタンは何の役にも立たないのです。


マントルをランタンにセットするときは、まず、形を丸くきれいに整える。


これをいいかげんにやると、あとで明るさに影響する。


点火装置がついているものは、それに引っかからないように注意することです。


マントルは燃やすとぐっと小さくなるから、引っかかっていると、燃やしている最中に破れてしまう。


燃やすときは、燃料を少し噴出させながらやると、早く形よく焼けてくれます。


燃料を出さないで燃やせ、と書いてある説明書もあるが、やっぱり燃料を出しながら焼いたほうが、きれいに焼けるように思う。


ただ、燃えつきたらいったんとめて、冷やしたほうが、マントルが丈夫になるという意見もあります。



合宿免許取得中に知人に聞いた話です。


車で自己主張するトラック野郎たち。


昔の話だが、菅原文太の主演する映画『トラック野郎』シリーズが流行ったことがありました。


それと前後して、実際にも大金をかけてさまざまに飾りたてたデコレーション・トラック(通称デコトラ)が話題になりました。


映画のほうが、『男はつらいよ』シリーズほどには続かなかったせいもあって、一時下火になったようだが、最近またそろ、このデコトラが増えてきているようです。


彼らは、地域別やトラックの種類別などにグループをつくっていることが多い。


それらの名前もまた、トラックに負けず劣らず派手だ。


たとえば、「歌麿会」「飛舞グループ(それぞれが一国一城の主であるダンプトラックの集まりだからという)」「陸親会(甲州地方のトラック野郎の集まり)」「羽衣会」などです。


また、自分のトラックにも名前をつけていて、一番多いのは「○○丸」という感じのものだった。


それはたぶん、それぞれのトラックは船であり、グループは船団だという意識からなのでしょう。


こういうと、彼らは仁侠じみた怖い特殊な男たちだという感想を持たれるかもしれないが、決してそんなことはない。


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